温泉街の常識を、ゆるく、楽しく、ひっくり返す。
下呂観光倶楽部
( OUTLINE )
( BACKGROUND )
下呂って、お湯はいいけど、遊ぶ場所が少ない。
下呂温泉は、年間約90万人が訪れる東海屈指の温泉地。
訪問者の年齢層は40~60代が中心ですが、実は近年、若年層の来訪も増加中。
街には、昭和レトロな温泉情緒、銭湯文化、カエルのモチーフなど、ユニークな地域資源が点在しています。
その一方で、温泉や食だけでなくもっと自由で気軽に楽しめる体験があれば、下呂の魅力をさらに広げられるのではないか。
そうした視点から、温泉だけじゃない“もうひとつの目的地”が必要だと考えました。




( PROCESS )
温泉文化を、ポップに、アングラに、デザインする。
1.リサーチと視察
下呂の街並みや店舗を調査しつつ、熱海や大阪・新世界といった観光地の人気店を視察。
レトロなデザインや射的ブームの再来、思わず立ち寄りたくなる仕掛けのある店づくりから、多くのヒントを得ました。
2.コンセプト設計
キーワードは、
「#温泉・銭湯」「#昭和レトロ」「#ダークユーモア」「#カルチャーミックス」。
テーマは、“下呂のディープな魅力を発信するお土産屋”に決定しました。
3.ネーミングとロゴ
「下呂観光倶楽部」というネーミングは、どこか懐かしさとクセのある響きが特徴。
ロゴには、温泉マークを反転させる大胆な発想を採用。「GERO」というその響きに宿るちょっとしたユーモアを逆手に取った遊び心が込められています。
名前の響きさえ、ブランドの武器に変えてしまう。
そんなユニークで攻めたアプローチは、地名にインパクトがある下呂だからこそ成立しました。
4.空間と商品づくり
店舗は銭湯の脱衣ロッカーを模した什器、アヒルを的にした射的ゲーム、赤いネオン看板など、
思わず立ち寄りたくなるような仕掛けを随所に散りばめました。
ロゴ入りのTシャツや、下呂で人気のカエルをモチーフにしたキーホルダー、温泉巡りで使えるタオルやポーチなど、ユーモア溢れるオリジナルグッズも展開。
温泉文化を遊びに変換した、カルチャーミックスなアイテムを取り揃えています。





( RESULTS )
湯気の向こうに、新しい楽しみ方が見えてきた。
「下呂観光倶楽部」はオープン直後から注目を集め、月間3,000人以上が来店する人気スポットに。
射的スペースも含め、観光客の回遊を促す観光スポットとして、温泉街に加わった新しい選択肢。
SNSを活用した企画や発信も展開し、その広がりからファッションやカルチャーに関心のある若年層からも注目が集まっています。
下呂観光倶楽部をきっかけに街を巡る人も増え、周辺の店舗や旅館にも観光消費の広がりが生まれることを期待。
下呂温泉をもっと魅力ある場所に。“日本を代表する温泉地”を目指した、小さな一歩がここから始まっています。